どうも、アンダーソンです。
今日も私のブログ読んでいただいてありがとうございます。
今の世の中って面白くないことばっかりじゃないですか。
それだからこそ面白いことやってみたほうがいいじゃないですか!
だから私は新しいライフスタイルを提案し続けます、遊び方面でね^^
今回の記事はこちらです。
ー 【ブックレビュー】 邦人奪還:自衛隊特殊部隊が動くとき ー
ここ最近は仕事が恐ろしく忙しくなってきており、平日帰宅してもやりたいことができない日々が続いています。
色んなことに触手を伸ばしたい身としては、困った問題…
しかしそんな時でも、その時に強く惹かれるものには勢いで挑戦!
ネットを見ていても評価が高かったので、かなり気になり時間を見つけて達成しました。
この度達成したのは、久しぶりの読書。
そこで久しぶりになりますが、今回は本のレビューをしていきます!
紹介する本は少し前に発売した小説、【 邦人奪還:自衛隊特殊部隊が動くとき】。
作者は『伊藤 祐靖(イトウ スケヤス)』氏、出版社は『新潮社』になります。
作者の伊藤 祐靖氏は、海上自衛隊の特殊部隊である【特別警備隊(SBU)】の隊員だったようです。
本物の特殊部隊員だったという経歴の持ち主で、リアルな描写を期待して購入しました。
【あらすじ】
尖閣諸島にある魚釣島の日本国旗が、中国国旗に入れ替えられる事件が発生。
これにより何者かが魚釣島に上陸していることが判明する。
秘密裏に対処したい日本政府は、海上自衛隊の特殊部隊である【特別警備隊】に出撃を要請。
藤井三佐率いる部隊は、無事に国民にバレることなく任務を達成する。
それから数ヶ月後、北朝鮮にて軍事クーデターの動きが見えてくる。
それを機にミサイル発射を企む北朝鮮に、アメリカはピンポイント攻撃のため動き出す。
同時にアメリカ政府より、北朝鮮のミサイル基地に日本人拉致被害者がいる事が判明。
政府の支持率を回復を目論み、内閣は救出作戦を決行する。
ここに【特別警備隊】と陸上自衛隊の特殊部隊【特殊作戦群】の合同作戦による、救出作戦が開始される!
だがしかし、事態は政府の思わぬ展開へ動いていく…
【リアルな戦闘シーンと政治描写】
この小説が発売された時、私は「日本版のクリス・ライアンみたいな内容かな?」と考えていました。
『クラス・ライアン』氏は、元英国陸軍特殊空挺部隊【SAS】に所属していた特殊部隊員です。
ライアン氏は退役後に小説家になりました。
私がミリタリーに興味を持った十数年前に、既に多数の小説を出版。
戦闘シーンも非常に面白く、毎回楽しく読んでいました。
未だに最初期のシリーズである【ジョーディ・シャープ シリーズ】は未だに好きです。
しかし【邦人奪還】を読んで感じたのは、「ライアンの小説とは全然違う」ということ。
伊藤氏の小説は、かなり『政治的な描写』も徹底して描かれています。
自衛隊を動かすためには、当然政府からの打診によります。
そしてその政府が私利私欲の剥き出しな感じが、とにかく生々しく描写されています。
しかし現場はそうは言っても、行けと言われれば覚悟を決めて動くだけ…
何だか国家だけではなく、会社という組織にも当てはまる既視感を覚えます。
形を優先して、その場その場の融通の効かないトップと、それに逆らっても目標を達成しようとする現場…
こう言ったジレンマも、リアリティを感じてしまうところがまたスラスラ読める理由でしょう。
画像参照:https://news.infoseek.co.jp/article/president_37043/
戦闘シーンは本当に無駄な描写がありませんでした。
その場で起きた事を、ただ淡々と書いていく感じ。
このため、まるで自分がそこにいるかのような気持ちに。
余計なことを考えている暇がない、その臨場感に引き込まれていきます。
また銃器や装備の描写は、ほぼありません。
銃に至っては、何を使っているのかすら文面には現れず仕舞い。
しかし考えてみれば、現場の人間からすれば使う銃の種類は重要では無いのかも知れません。
いわゆる『自衛隊員は銃ヲタクではない』という感じでしょうか?
現場の人間は使える、または渡された銃を使うだけ(と勝手に私は考えています💦)。
そういう点では、自身の妄想を掻き立てて読むのも一興なのかもしれません。
もしかすると、影で自衛隊の特殊部隊は人知れず戦っているのかも知れない…
そう思わずにはいられない、リアルな描写の一冊。
興味はあるけど、まだ読んでないという方…是非ご一読下さい!
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